Google アナリティクス4(以下、GA4)プロパティで、下記2つの設定をすることができます。
①データ保存期限の変更
②IPアドレス除外設定
どちらも推奨設定のため、本ページにてご案内している内容以上の事項につきましては、弊社でのサポートはいたしかねます。
ご不明点につきましては、Googleアナリティクス(以下、GA)のオンラインヘルプ等をご参照ください。
<目次> |
データ保存期限の変更
GA4のデータ保持期限はデフォルトが2ヶ月で設定されていますが、設定を変更することでデータ保持期限の延長が可能です。
1. 「管理⚙」を選択します
2. 「データ設定▼」→「データ保持」とクリックして表示される画面で、「イベントデータの保持」を14ヶ月に変更し、「保存」ボタンを押します
IPアドレス除外設定
特定のIPアドレスからアンケート回答画面にアクセスがあった場合に、アクセス数からカウントを除外するための設定です。
この設定を行うことで、貴社・弊社でテスト回答のために回答画面にアクセスした分などを、アクセス数のカウントから除外することができます。
【留意点】
- ご利用IPアドレスの変更に関して
貴社にてご利用のIPアドレスが変更になった場合は、都度GAにて除外するIPアドレスの設定を変 更してください。(GAに自動反映はされません)
- リモートワークなどで別IPからアクセスする場合
リモートワークなどで、除外設定をしているIPアドレス以外から回答画面にアクセスした場合、アクセス数にカウントされてしまいます。
弊社でもリモートワークで稼働している社員がおり、大変恐縮ですが完全な制御が難しいことをご了承ください。
弊社がアクセスするタイミングは「アンケート設定中、分析レポート作成中」が主になりますので、アクセス数を参照される際は「実査開始日〜分析期間終了日=回答者のみがアクセスする期間」で絞ってのご参照をお願いいたします。
以下の手順に沿って、内部トラフィックルールの作成、データフィルタの作成を行ってください。
※「1. 内部トラフィックルールの作成」のみでは除外されませんので、
必ず「2. データフィルタの作成」まで設定してください。
1.内部トラフィック ルールの作成
1. サイドメニュー下部にある「 ⚙管理」 を押す
2. 展開されたメニューの中から「データストリーム」を押す
3. 表示されているプロパティが正しいことを確認し、データストリームに設定されている項目の>を押す
4. 表示された[ウェブ ストリームの詳細] 内の [Google タグ] で [タグ設定を行う] をクリック
5. [設定] で「すべて表示」をクリック
6. [内部トラフィックの定義] をクリック
7. 「作成」をクリック
8. 下記を入力・選択
- ルール名:任意の名称
- Traffic_type:デフォルト値はinternal
※内部トラフィックの発生元を示す別の値(例: emea_headquarters)を指定することも可能
(別の値についての弊社での確認・サポートはいたしかねます)
- IPアドレスのマッチタイプ:表示される演算子から選択
- IPアドレスの値:トラフィックを識別するためのIPアドレスまたはアドレス範囲
弊社(エモーションテック)のIPアドレスは、マッチタイプで「IPアドレスが次と等しい」を選択し、下記2つをご登録ください。
- 27.110.36.38
- 52.197.48.211
複数の条件を設定するには、「条件を追加」をクリックします。
いずれかの条件に一致する IP アドレスは、内部トラフィックとして識別されます。
【IPアドレスの値について】
・入力するアドレスは IPv4 でも IPv6 でも可
注: [値] では正規表現(regex)は使用不可
<演算子ごとの IP アドレスの指定方法を示した例>
- IP アドレスが次と等しい: 172.16.1.1
- IP アドレスが次から始まる: 10.0.
- IP アドレスが次で終わる: .255
- IP アドレスに次を含む: .0.0.
- IP アドレスが範囲内(範囲は CIDR 表記で指定)
- 24 ビットブロック(例: 10.0.0.0~10.255.255.255): 10.0.0.0/8
- 20 ビットブロック(例: 172.16.0.0~172.31.255.255): 172.16.0.0/12
- 16 ビットブロック(例: 192.168.0.0~192.168.255.255): 192.168.0.0/16
9. 「作成」をクリックすると、内部トラフィックルールの作成が完了します
2.データフィルタの作成
1. サイドメニュー下部にある「 ⚙管理」 を押す
2. 展開されたメニューの中から「データ設定」を押し、「データフィルタ」を選択
3. 初期設定されている「Internal Traffic」のフィルタの > を押す
※ 初期設定されているフィルタを使用せず新たに作成したい場合は「フィルタを作成」を押します
4. 「データフィルタの編集」画面の「フィルタの詳細」欄の情報で変更が必要な部分があれば変更し、
変更した場合は「保存」を押す
(新規作成の場合は「作成」→フィルタの種類は「内部トラフィック」を選択)
【データフィルタ名について】
名前は次の条件を満たす必要があります。
- 同じプロパティ内の他のデータフィルタと重複しないこと
- 先頭が Unicode 文字であること
- Unicode 文字、数字、アンダースコア、スペース以外の文字を使用していないこと
- 40 文字以内であること
【フィルタの状態について】
フィルタの状態は以下から選択します。
- テスト: [テストデータのフィルタ名] ディメンションに基づいて一致するデータが特定されます
- 有効: 受信データにデータフィルタが適用され、永続的に変更が行われます
- 無効: フィルタの評価は行われません
※ テストデータ フィルタに一致するデータが [テストデータのフィルタ名] ディメンションに割り当て
られ、フィルタ名の値が設定されます。
このデータは、アナリティクス全体(レポート、データ探索ツールなど)のディメンション選択ツ
ールで利用できるため、データフィルタを有効にする前に検証できます。
※ 設定を有効にする(=アクセス数の計測が開始される)前のテストの具体的な方法につきまして
は、恐れ入りますが弊社ではサポート対象外とさせていただきます。
5. データ取得を開始する際に、フィルタの状態を「有効」にし、右上の「保存」を押します。
6. 「フィルタを有効にしますか?」の画面で「フィルタを有効にする」をクリック
※「フィルタをすでにテストした場合にのみオンにしてください」と記載がありますが、
テストを行なっていなくてもフィルタを有効にすることは可能です。
7. 「データフィルタ」で「現在の状態」が「有効」になっていることを確認
以上で、IPアドレス除外のための設定は完了です。